華川のリンゴ農家の嫁になったピアニスト、10月19日 KBS『人間劇場』
ピアニストの夢を諦め、愛する人のために華川のリンゴ農家となったチョ・ヘウォンさんと、その家族の物語を描いた番組が放送されます。
甘酸っぱいヘウォンがやってきた!
ピアニストの夢を諦め、愛を求めて華川へ...ヘウォンとリンゴ畑
放送:2026年10月19日(月)~23日(金) 午前7時50分 KBS 1TV
リンゴとあなたさえいればいい
週末の午後、共に道を進むパク・ドクソン(37)さんとチョ・ヘウォン(33)さん夫婦。見つめ合うだけで笑みがこぼれる様子は、まるでデートに出かける恋人のようだ。そんな二人が向かう場所は、他でもないリンゴ畑だ。今日はリンゴが均一に赤く熟すよう、地面に反射フィルムを敷く日だ。黙々とテキパキと仕事をこなすドクソンさんとは対照的に、ヘウォンさんはどこか不慣れだ。実は彼女は、2年ぶりに畑に戻ってきた、いわゆる農事の「キャリア中断女性」なのだ。
7歳の時からピアノを弾き、一貫して音楽の道を歩んできたヘウォンさん。そのすべてを背にして華川行きを選んだのは、ただドクソンさんのためだった。友人の結婚式の披露宴で出会い、一目惚れした二人。
華川とソウルを行き来する遠距離恋愛を続けていたある日、義実家の倉庫に積まれていたリンゴジュースを発見し、ヘウォンさんの人生は変わった。「私が売ってみます」と一言残し、ヘウォンさんは当時勤めていた職場の同僚たちを相手に完売に成功した。「愛するドクソンさんのそばにいられるなら、喜んで農家になろう」と考えたその時から、ヘウォンさんは本格的にリンゴ農事に飛び込んだ。
ヘウォンさんは二人の子供を産み育て、2年ぶりに再びリンゴ畑に立った。一年の成績表である収穫を本格的に控えた今、ヘウォンさんと家族たちは、何度も胸が高鳴る。
甘酸っぱく、甘くて激しいリンゴ畑の嫁姑
義母のチョン・ユニ(68)さんと共にリンゴ農事の教育を受けに行く日。車内で交わされる嫁姑の会話のテーマは、やはり「農事」だ。リンゴ農事に集中したいヘウォンさんと、長年続けてきたカボチャ農事を手放せないユニさん。同じ農事であっても考えが異なるため、二人の間には今日も微妙な緊張感が漂う。
40歳で夫と死別し、一人で三人の子供を育て上げたユニさん。学校の給食室で働きながら、カボチャ農事からリンゴ農事まで。子供たちのためにやらないことはなかった、まさに逞しく生きてきた人生だ。都市部で生まれ育ったヘウォンさんとは、歩んできた経歴の分だけ、あらゆる面で異なっている。食性から仕事のやり方に至るまで、事あるごとにぶつかり合い、ヘウォンさんも密かに心を痛める日々が多かった。
しかし、息子と娘を産み農事を続けているうちに、ヘウォンさんの目には義母が生きてきた人生が見え始めた。今では育児と農事を共にし、頼もしい伴侶となりつつある二人。日々成長していくたくましい嫁を、ユニさんも一方では頼もしく思っている。
ある日、昼食の準備を中断して義母の家の冷蔵庫を勢いよく開け、小言を言い始める嫁のヘウォンさん。義母の表情は次第に硬くなっていく。
愛も、リンゴも、熟していく
ドクソンさんは毎朝、母のカボチャ畑へ出勤する。母の仕事を少しでも減らそうと、家族の中で誰よりも早く起きて畑仕事を開始する。そんなドクソンさんがカボチャの収穫を終えて急いで向かう場所は、他でもない郡庁だ。実は、ドクソンさんは農家であり、勤続3年目の公務員でもある。
大学時代からずっと公務員試験の準備をしていたが、恋愛をし、農事をし、子供を育て、ことごとく落選した。それが8年目に公務員試験に合格したのには、特別な事情がある。
2年前、ドクソンさんが大きな交通事故に遭い、そのままリンゴ畑と農事の仕事は止まってしまった。自身の体一つが家族の生計まで揺るがしかねないことを、ドクソンさんはその時初めて実感した。そうしてその年、病室で死に物狂いで勉強し、ついに合格した。今は公務員と農家を行き来しながら働いている。
止まっていた2年を経て、今年ついに初めての収穫を控えているヘウォンさんの家族。ヘウォンさんは、青リンゴのように何も知らなかった時期を過ぎ、熱い夏を耐え抜き、赤く熟していくリンゴのように、今は家族と共にしっかりと実を結んでいる。
(写真提供 = KBS 1TV『人間劇場』)
SPECIALTIMES GLOBALでK-POPを中心に取材し、カルチャー・韓国バラエティの記事も執筆しています。
コメント 0
現在コメントの投稿は無効になっています。